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防爆電気ヒーターを短納期で!構造のタイプと認定品の記号について解説

防爆電気ヒーターの構造や認定品の記号をチェックしよう

防爆電気ヒーターをお求めなら、ケミアークスへお問い合わせください。防爆電気ヒーターは、用いる場所によって必要なタイプが異なります。設置する前に、構造の違いや認定品の記号について知っておきましょう。

電気機器の防爆構造の種類

電気機器の防爆構造の種類・配管パイプ

防爆電気機器には、防爆対策の違いによってタイプを区分しています。可燃物を取り扱う工場でも、電気機器を用いないということは不可能です。そのため、着火源になる可能性があるものに関して対策を講じて、安全を確保しているのです。

可燃物を取り扱う工場といっても、その環境には違いがあるため、設置できる防爆電気機器にも違いが出てきます。主に、下記の8種類に分類されています。

1.耐圧防爆構造

器物内に着火源となるものを入れた際に、器物の外では爆発しない作りです。器物に求められる性能は、内部で起こる爆発に対する耐久性と、器物の隙間を接合するセクションから火炎が起こることで器物外に着火が起こらないことの2点です。

2.内圧防爆構造

器物内の着火源と器物外の空気中に混ざってしまった可燃性のガスや液体を隔離するための作りで、着火源を器物で包み込み、器物内に空気や不燃性ガスを加圧して入れます。

求められる性能は、以下の3点です。

  • 保護ガスの内部圧力に耐える
  • 保護ガスの漏えいを少量に抑える
  • 器物の内圧が一定以下に下がった場合の警報または通電停止の保護装置を備えること

3.油入防爆構造

着火源が空気中に混ざってしまった可燃性のガスや液体に触れないために開閉接点などを器物内の絶縁油に入れ、共存を避けられる作りです。この作りは油漏れの懸念性があり、取り扱いが難しいためにあまり用いられていません。

4.安全増防爆構造

高温になってはならないセクションで電気火花が発生するのを防止するために、温度上昇に関して特に安全度を増やしている作りです。一般的には、第二類危険箇所に用いられています。

5.本質安全防爆構造

爆発の恐れがある危険箇所では、電気火花や高熱が発生するものを用いることができません。電気火花や高熱の部分によって爆発性ガスに火が点いてしまわないことが求められます。公的機関によってチェックされている作りです。

6.特殊防爆構造

先に紹介した5つのタイプを除いた防爆の作りを指します。特殊防爆構造を単独で用いるのではなく、ほかの防爆との併用が多く見られるので、様々な場所に適用しています。

7.非点火防爆構造

火元となる懸念性が低く、爆発性ガスへの引火の危険性が低いものに対して適用される作りです。

8.樹脂充填防爆構造

運転中に火花や熱によって空気中に混ざってしまった可燃性のガスや液体に火がつかないように、火がつきかねないセクションを樹脂の中に囲い込んだ防爆の作りです。電気部品などを樹脂で覆って防爆化でき、小型化やほかの防爆の作りと組み合わせることも可能です。

防爆電気機器の認定品に付与される記号とは

防爆電気機器の認定品に付与される記号

防爆の作りは、場所によって適用できるものが異なるため、備わっている性能によって区分されています。区分された防爆電気機器の認定品には記号が付与されます。

以下の記号は、先に紹介した防爆の作りの名称と対応しています。

  • 1.d:爆発に器物が圧力に耐え、引火しない作り
  • 2.o:油の中に電気花火を収め、油面上に引火しない作り
  • 3.f:保護気体で油圧を保持し、爆発性ガスの侵入を防ぐ作り
  • 4.e:温度上昇に安全度を増加させた作り
  • 5.i:爆発性ガスに火が点かないことがチェックされた作り
  • 6.s:爆発性ガスの引火防止を公的試験でチェックされた作り
  • 7.n:発火させる能力のないものに適用される作り
  • 8.m:運転中に限り発火源とならない作り

記号には製造規格によるものと、国際整合防爆指針によるものの2タイプがあり、ここでご紹介した記号は製造規格による表示です。

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